クリスマスは恋人達の大事な行事…らしい。
僕にはあんまり分からないけど。
というか去年までクリスマスなんかに興味すらなかったし。

もしその日が仕事だったら、日本人は仕事後に恋人と会ったりとかすると思うけど（やっぱり日本人の大半が仏教だからかなとか、『日本人は仕事人間だ』とか言われてるからかなとか、ほんの少しだけ考えてしまった）、外国人の場合は違うらしい。

外国人は、その日、重要な会議がない限りは、仕事よりも恋人や家族を優先する人が多いって聞いたことがあった。

全く…何でそんな行事の為に仕事を放り出せる神経があるんだろう。
正直言って、僕には考えられない。



もしかして…あまり認めたくないけど、ディーノも仕事より僕を選んだりするのかな…なんて考えてしまったりした。

…疲れが溜まってるのかな
本当…バカみたいな思考が僕の中に浮かんでは消えていく。
何でこんな事、考えてる僕がいるんだろう……。

「本当…バカみたい」
「いきなり何言い出すんだよ？」

ボソッと呟くと、しっかり聞こえたのか、ディーノが不思議そうな顔で僕を見ている。

「…別に」
「なんか今日は何時にも増して素っ気ねーな」
「人の勝手でしょ」

そう言って、やっている仕事を再開した。



貴方、今、僕が何を考えてるか分かってるの？
認めたくは無い…けど考えているのは、貴方の事なんだ。

他人の事なんて普段絶対に考えなかったのに、貴方と出会ってから僕は変わってしまった。


「ねぇ責任とってくれる…？」
「何を？」


僕の、貴方へ認めたくない気持ちと貴方への想いを。



■ＥＮＤ■

遅くなってしまってすいませんでした！！
ブログって怖いと始めて思い知りました。今度は無理にでも専用ページを作ろう…と肝に銘じておきます！！

ほ…コレでリクエスト全て完了したことになります。
よかったよかった。
コレで心置きなく改装を再開できます。

皆さん、リクエストありがとうございました！！