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クリスマスで獄ツナフォォォォォー!!って叫んでます。
全然関係ないんですが、小説書いてるときのバックミュージックは、リボーンの曲でした。偶然なのですが…
本当に関係ないですね。
リクエストありがとうございました☆
では『続きを読む』をどうぞ……
全然関係ないんですが、小説書いてるときのバックミュージックは、リボーンの曲でした。偶然なのですが…
本当に関係ないですね。
リクエストありがとうございました☆
では『続きを読む』をどうぞ……
2人のメリクリ。
今日は12月25日、クリスマス。
オレは終業式の日、獄寺くんに、クリスマスプレゼントの交換をしようって言った。
獄寺くんは「喜んで!!」って返事をしてくれて……
終業式が23日。
交換する25日までは、2人とも会わないし、電話もしないしって約束をして。
「獄寺くん…喜んでくれるかな」
待ち合わせは近所の公園って別れるときに決めて…
手に持った袋の中はオレが買った獄寺くんへのクリスマスプレゼントが入っている。
「10代目!!」
後ろから声がすると思って振り返ったら、獄寺くんがこっちに向かって走ってきていた。
「そんなに走らなくてもいいよ!獄寺くん!!」
「いいえ!10代目を待たせるなんて出来ませんから…」
オレを見つけてダッシュで来たんだろう。
いや…
その前からずっと走ってきたんだろうなぁ、獄寺くんは。
だって、ここまで息切れしているんだし。
「メリークリスマスです10代目」
「メリークリスマス、獄寺くん」
お互いに言うと、クスクス笑った。
そうだ、と言って獄寺くんは持ってきた袋をオレに差し出した。
「10代目、約束していたプレゼントです。お気に召すかどうか…どうぞ」
「あ、ありがとう!…と、オレも。ハイこれ、獄寺くんへ」
獄寺くんからプレゼントを受け取ったオレは、自分が持ってきたプレゼントを獄寺くんに渡した。
「ありがたき幸せです!10代目!!」
「そ…そんなに嬉しがらなくても……。気に入るかどうか分からないし…」
「めっそうもない!10代目がくれる物を気に入らないだなんて」
オレからプレゼントを受け取った獄寺くんは、本当に嬉しそうな顔をしていた。
…本当に、獄寺くんが気に入ってくれるか不安になってくる。
「ねぇ獄寺くん、一緒に袋開けてみない?」
「いいっスね~!それ。一緒に開けましょう」
オレの提案に獄寺くんは快く賛成してくれて、二人で公園のベンチに座って、袋を開け出した。
何か入っているんだろうって楽しみな気持ちと、
オレが渡したプレゼントを喜んでくれるかなって不安な気持ちが入り混じる。
「開けるよ?獄寺くん」
「オレは準備万端っス」
「せーの……」
…………。
あれ?
あれ??
「えっと、10代目……」
「あの、獄寺くん……」
オレたちが持っていたのは……
同じ色の、同じマフラー
お互い顔を見合わせて
そして
笑った。
「ご…獄寺くんと同じ…っあははは!」
「見事に同じっスね!ははは!!」
お互い会わないって決めて。
お互い電話もしないって約束して。
約2日間顔もあわせないで、秘密にしながら考えたのに
オレ達は同じものをお互いにプレゼントをした。
「10代目にこの色は似合うかなと思って決めたんです」
「オレもだよ。この色が一番獄寺くんに合うって思ったんだ」
獄寺くんは、オレがプレゼントしたマフラーを着け始めた。
オレも、獄寺くんからのプレゼントのマフラーを首に巻いた。
「何か、コレってペアルックみたいだね」
「ペア…っ」
オレの言葉に獄寺くんは顔を真っ赤にして、最初は自分の言葉に気付かなかったけど、いざ考えてみると、なんて恥ずかしいこと言ったんだろうって思って顔が赤くなっていった。
ほんの少しだけ沈黙していたら(っていうか、この後なんて言えばいいんだよ……)、獄寺くんがベンチから立ち上がってオレの方を見た。
「じゅ…っ10代目!今日、駅のほうを見て来たんですけど、駅前に凄く綺麗なイルミネーションがあるんです。…一緒に見に行きませんか?」
「獄寺くん……、うん、いいよ。行こう!」
オレも立ち上がって、駅に向かって歩き出した。
来年も、その先もずっと…
一緒に過ごせたらいいなぁ…なんてオレの我儘なのかな?
なんて、そんなことを考えてしまったオレだった。
■END■
あれ・・・?もしかしてこの話が一番長いですね。
獄ツナは作品数が少ないのにリクエストいただけるなんて思っていなくて、リクがきた時にはものすごく嬉しかったです。
…というか、本当に久しぶりに獄寺という人物を小説で書いたので、あまりにも口調が分からなくて単行本読み直しちゃいました。…あってますよ…ね??
リクエストありがとうございます☆
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